diff --git a/.github/workflows/jp-release.yml b/.github/workflows/jp-release.yml index 7a7e396a0d..35d99e55e0 100644 --- a/.github/workflows/jp-release.yml +++ b/.github/workflows/jp-release.yml @@ -159,12 +159,14 @@ jobs: ### 日本での運用設定 フラッシュ後、スマホアプリで以下を確認してください: - 周波数: `920.8 MHz` - - TX出力: `13 dBm以下`(XIAO nRF52840/XIAO ESP32S3+Wio-SX1262/Wio Tracker L1 Proは`10 dBm以下`) + - TX出力: `13 dBm以下`(XIAO nRF52840/XIAO ESP32S3+Wio-SX1262/Wio Tracker L1 Proは`10 dBm以下`、T1000-Eは`12 dBm以下`) - BW: `125 kHz` / SF: `12` / CR: `4/8`(都市部推奨) - > ℹ️ Wio-SX1262搭載機(XIAO nRF52840/ESP32S3+Wio-SX1262、Wio Tracker L1 Pro)はモジュール単体で技適取得済み(工事設計認証201-250230、Seeed社確認済み・書面回答2026/7/20)。ただし証明出力は10dBmのみのため、本ビルドは当該機種のTX出力を10dBmに制限しています。 + > ℹ️ Wio-SX1262搭載機(XIAO nRF52840/ESP32S3+Wio-SX1262、Wio Tracker L1 Pro)はモジュール単体で技適取得済み(工事設計認証201-250230、Seeed社確認済み・書面回答2026/7/20)。ただし証明出力は10dBmのみのため、本ビルドは当該機種のTX出力のデフォルトを10dBmに設定しています。アンテナは付属の低利得アンテナ(FPCまたはSpring)を使用してください。試験報告書に記載されている8dBiのダイポール型アンテナは、10dBm設定ではEIRP超過のため使用不可です。 + > + > ℹ️ T1000-Eも工事設計認証を取得済み(217-252754、Seeed社確認済み・書面回答2026/7/22)。証明出力は19mW(≈12.79dBm)が上限のため、本ビルドは当該機種のTX出力のデフォルトを12dBmに設定しています。 ### 技適について - カスタムファームウェア書き込み後、Wio-SX1262搭載機(XIAO nRF52840/ESP32S3+Wio-SX1262、Wio Tracker L1 Pro)は技適の範囲内(送信出力10dBm厳守)、それ以外の機種は技適の対象外です。詳細は [README_JP.md](https://github.com/jirogit/MeshCore/blob/dev/README_JP.md) を参照してください。 + カスタムファームウェア書き込み後、Wio-SX1262搭載機(XIAO nRF52840/ESP32S3+Wio-SX1262、Wio Tracker L1 Pro)とT1000-Eは技適の範囲内(それぞれ送信出力・アンテナ構成の条件あり)、それ以外の機種は技適の対象外です。詳細は [README_JP.md](https://github.com/jirogit/MeshCore/blob/dev/README_JP.md) を参照してください。 draft: true files: out_jp/* diff --git a/README_JP.md b/README_JP.md index 2aeaecd36b..1761d53801 100644 --- a/README_JP.md +++ b/README_JP.md @@ -122,12 +122,21 @@ PCにUSBドライブとして表示されればOK(ドライブ名は環境に ### T1000-E (Seeed Studio) -T1000-E は **工事設計認証(技適)を取得しています**(認証番号:217-252754、Seeed Technology Co., Ltd.、2026年1月7日)。ただし認証の対象は以下の純正ファームウェアに限られます: +T1000-E は **工事設計認証(技適)を取得しています**(認証番号:217-252754、Seeed Technology Co., Ltd.、2026年1月7日)。証明書上の型式名は以下の純正ファームウェア向けです: - SenseCAP Card Tracker(LoRaWAN版) -- **SenseCAP Card Tracker T1000-E for Meshtastic** +- SenseCAP Card Tracker T1000-E for Meshtastic -本リポジトリのMeshCoreカスタムファームウェアを書き込んだ場合、**工事設計が変わるため技適の対象外となります**。電波法上、免許不要で使用できる根拠を失います。 +Seeed社に正式問い合わせたところ(2026年7月22日付、書面回答)、**証明はT1000-E完成品としての構成に基づくが、送信出力・周波数などRFパラメータが証明範囲内である限り、ファームウェアの変更は証明の有効性に影響しない**との回答を得ています。証明書の「for Meshtastic」という表記は、厳密な法的制約ではなかった可能性が高いです。 + +証明された920MHz帯の出力上限は **19mW(≈12.79dBm)** で、これは厳格な上限(丸め誤差の余地なし)とのことです。本ファームウェアはこれを踏まえ、T1000-Eの送信出力のデフォルトを **12dBm**(≈15.85mW)に設定しています。 + +**証明内容の確認:** +- [総務省データベース:第8号 920MHz帯(LoRa)](https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jg01_01&PC=217&TC=N&PK=1&FN=260303N217&SN=%E8%AA%8D%E8%A8%BC&LN=4&R1=*****&R2=*****) — F1D 920.6〜928MHz(200kHz間隔38波)**19mW**、920.7〜927.9MHz(37波)16mW +- [総務省データベース:第19号 2.4GHz帯(Bluetooth LE)](https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jg01_01&PC=217&TC=N&PK=1&FN=260303N217&SN=%E8%AA%8D%E8%A8%BC&LN=3&R1=*****&R2=*****) +- [Seeed証明書PDF](https://files.seeedstudio.com/Seeed_Certificate/documents_certificate/114993369-TELEC.pdf) — 上記2種別をまとめて記載 + +> T1000-Eの技適は、920MHz帯(第8号)と2.4GHz帯(第19号)で総務省データベース上の行が分かれています。LoRaの運用に関係するのは第8号の方です。 ### Wio-SX1262搭載機(XIAO nRF52840/ESP32S3+Wio-SX1262、Wio Tracker L1 Pro) @@ -139,21 +148,45 @@ Seeed社に正式問い合わせたところ(2026年7月20日付、書面回 - アンテナ構成が証明範囲内であること - 動作周波数・RFパラメータ(送信出力含む)が証明範囲内であること -これを受けて、本ファームウェアはWio-SX1262搭載機(XIAO nRF52840+Wio-SX1262、XIAO ESP32S3+Wio-SX1262、Wio Tracker L1 Pro)の送信出力を **10dBm** に制限しています(他の対応機種は13dBm)。 +これを受けて、本ファームウェアはWio-SX1262搭載機(XIAO nRF52840+Wio-SX1262、XIAO ESP32S3+Wio-SX1262、Wio Tracker L1 Pro)の送信出力のデフォルトを **10dBm** に設定しています(他の対応機種は13dBm)。 + +**証明内容の確認:** +- [総務省データベース(認証番号 201-250230)](https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jg01_01&PC=201&TC=N&PK=1&FN=250515N201&SN=%E8%AA%8D%E8%A8%BC&LN=34&R1=*****&R2=*****) +- [試験報告書 BL-SZ2531376-601](https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet2?PageID=jt01&ATF=185316004)(証明対象アンテナ3種の記載あり) > **注:** ホスト側ファームウェアがSPI経由でRFパラメータを直接制御する構造(本ファームウェアも含む)が、法的に「工事設計」の同一性を保つかどうかは、Seeed社の回答で一定の裏付けは得られたものの、完全に確立した論点ではありません。運用にあたっては自己責任での最終確認をおすすめします。 +**アンテナについて:** 証明対象のアンテナは3種類です(試験報告書 BL-SZ2531376-601 より)。 + +| アンテナ | 利得 | 本ファームウェア(10dBm設定)での使用 | +|---|---|---| +| Seeed FPC Antenna (M01-0401030R0A) | 2.36 dBi | ✅ 使用可 | +| Seeed Spring Antenna (M04-0101870R0A) | 3.11 dBi | ✅ 使用可 | +| VLG Dipole Antenna (V1194-145-A-01) | 8.00 dBi | ❌ **使用不可** | + +試験報告書に記載されている8dBiのダイポール型アンテナは、証明対象ではありますが、10dBmの出力設定と組み合わせるとEIRPが18dBmとなり、920MHz帯の上限16dBmを超えます(試験時は出力を約7.7dBmまで下げて8.0dBiと組ませることでEIRP15.7〜15.8dBmに収め、合格しています)。**Wio-SX1262搭載機では付属の低利得アンテナ(FPCまたはSpring、概ね3dBi以下)を使用してください。** + ### WisMesh Tag (RAKwireless+MOKOSMART) WisMesh Tagの日本向け技適取得状況は現時点で確認できていません。 +### アンテナ・送信出力について(全機種共通) + +日本の電波法では、次のすべてを同時に満たす必要があります(どれか1つ守ればいい、という関係ではありません)。 + +- **アンテナ利得**:3dBi以下(技適の対象外の機種、および技適済み機種でも証明範囲外のアンテナを使う場合の一般原則) +- **送信出力**:本ファームウェアが各機種に設定した値(10〜13dBm)を越えた値に変更しないでください +- **技適済み機器**:上記の一般原則より優先。認証時の出力・アンテナ構成の範囲内で使用してください(上記のT1000-E・Wio-SX1262搭載機の項を参照) + +高利得アンテナ(八木・指向性・ハイゲインコリニア等)は3dBiを超えるため使用できません。通常のホイップ/チップアンテナ(概ね0〜2dBi)の範囲で使ってください。 + --- ## カスタムファームウェアを日本で使うには ### 技適対象外:実験試験局 or 特例制度 -本ファームウェアで使われる無線機のうち、Wio-SX1262搭載機は使用するモジュールが単体で技適を取得済みです(送信出力10dBm厳守が条件。詳細は上記「Wio-SX1262搭載機」の項を参照)。それ以外の無線機は、2026年7月時点でどれも技適を通っていません(Meshtasticには技適済み機種がありますが別物です)。技適の対象外となる機種で日本国内で電波を発射する場合は、次のいずれかの手続きが必要だと思われます(開発は米国で行っているので、ちょっと自信がないです、すいません)。 +本ファームウェアで使われる無線機のうち、Wio-SX1262搭載機とT1000-Eは、メーカーから条件付きで技適の有効性が確認できています(それぞれ送信出力・アンテナ構成の条件あり。詳細は上記の各機種の項を参照)。それ以外の無線機は、2026年7月時点でどれも技適を通っていません(Meshtasticには技適済み機種がありますが別物です)。技適の対象外となる機種で日本国内で電波を発射する場合は、次のいずれかの手続きが必要だと思われます(開発は米国で行っているので、ちょっと自信がないです、すいません)。 **おすすめ:特例制度(届出のみ・180日)** @@ -182,7 +215,7 @@ WisMesh Tagの日本向け技適取得状況は現時点で確認できていま | 帯域幅(BW) | 125 kHz | | | スプレッディングファクター(SF) | 12 | | | コーディングレート(CR) | 4/8 | 都市部・ノイズ環境向け推奨 | -| 送信出力 | ≤ 13 dBm(Wio-SX1262搭載機は ≤ 10 dBm) | ARIB STD-T108 上限/Wio-SX1262は工事設計認証201-250230の証明出力 | +| 送信出力 | ≤ 13 dBm(Wio-SX1262搭載機は ≤ 10 dBm、T1000-Eは ≤ 12 dBm) | ARIB STD-T108 上限/各機種の証明出力に準拠 | > 電波環境が良好な場所では CR4/7 や CR4/6 も使用できます(送れる文字数が増えます)。 > 周波数を 920.8 / 921.0 / 921.2 MHz のいずれかに設定すると、このファームウェアが自動的に日本モードになります。